パスパレスタッフ「装着が故障してるから、自分で計算して給油しないと。今まで通りポンド法で変換して…ヨシ!日菜さん!できましたよ!」
「はーい。スタッフさんがくれたデータをコンピューターに入力して…確かこのフライトから燃料の計算がキロ単位の変換になるんだよねー」
「日菜ちゃん、左の燃料ポンプに異常だって!」
「えー、コンピューターは燃料はちゃんとあるって言ってるよ?」
「わわわ!エンジンが両方とも止まっちゃった!日菜ちゃーん!どうしよう!?」
「あちゃー、大変だ~。もしもし、千聖ちゃん?今さー、高度28,000ftなんだけど、なんかエンジンが両方とも止まっちゃったんだよね~どうすればいい?」
「なんてことなの…!もう助からないわ!」
「彩ちゃん、一番近い空港ってどこなの?」
「一番近いのはウィニペグ空港みたい…今の高度と距離を計算すると…?うわああん、全然足りないよ~!どうしよう~!?」
「どれどれ~、あ!手前に軍の滑走路があるじゃ~ん!ここに着陸しよーよ!」
「え!?でも、ここに着陸するのだと高度が高すぎるよ!?」
「大丈夫大丈夫!あたしに任せといてー!」グイー
「わあああ!?!?日菜ちゃん、機体を傾けすぎだよ~!!うわっ、地上でゴルフしてる人が見える…!」
「わーい!すっごく、るんっ♪って感じ!!」
「あわわわわ…本当に着陸できちゃった…」
エア・カナダ143便滑空事故
エア・カナダ143便(ボーイング767-200)はケベック州モントリオールからアルバータ州エドモントンへの飛行中に高度約1万2,000m(4万1,000フィート)で燃料切れを起こした。エンジン停止後はパイロットの操縦により滑空し、マニトバ州ギムリーにあった旧カナダ空軍ギムリー基地の滑走路へ着陸した。
機長は空気抵抗を増し、高度を下げるためにフォワードスリップ機動を行った。フォワードスリップは一種の蛇行飛行で、グライダーや軽飛行機でよく使われる操縦方法であるが、B767のような大型機では通常使われない操縦方法である。
燃料量を監視する機器の故障やヤード・ポンド法とメートル法の混用によるヒューマンエラーが事故の主因とされた。死者はなし。事故機は、本来約200,000Lの燃料を搭載しなければならなかったが、ミスにより1/4の約50,000Lの燃料しか搭載していなかった。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%A0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
「早く日菜ちゃん達を助けに行くわよ!」
「任せてください!あ、あれ…燃料が…ガス欠です…」
「ムネンです…」
興味深い後日譚として、着陸後、エアカナダの整備士が修理キットを積載したバンに乗り、ウィニペグから修理に向かったが、彼らもまた途中で燃料切れを起こし、マニトバ州の奥地で足止めされた。