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【SS】沙綾「聞こえますか……?」

    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:yYjdlZjF

      「……? 急にどうしたの? さーや」

      「居るんでしょ? ……というか、見てるんでしょ?」

      「え? 誰か居るの?」

      「いきなり電波系になってどうした……?」

      「幽霊……?」

      「ひィっ! さーや、幽霊居るの!?」

      「幽霊じゃないよ、ここに居るのは」

      「──ここに居るのは、プレイヤー」

    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:yYjdlZjF

      いつからか、私はその存在に気づくようになった。
      いつも私達を見てるソイツは──。

      「ここからじゃ見えないし聞こえない」

      「えっ……」

      「お前ホントどうしたんだ? 頭でも打ったか?」

      「プレイヤー……って、ゲームのプレイヤー?」

      「今誰もゲームしてないよ? 沙綾」

      「……あ、ごめん。みんなは分からないよね」

      この苦痛が分かるのは、私だけでいい──。

    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:yYjdlZjF

      「今日はもう、解散しよう」

      「……? う、うん……」

      「じゃあね、沙綾」

      「バイバイ」

      「お前明日病院行ったほうがいいんじゃね?」

      「悪いけど、頭の病気じゃないから」

      「……悪化しても知らねぇぞ?」

      「大丈夫だよ、私は。じゃあね」

      「バイバイ」

      全部見られてたんだ。
      そして私たちはゲームのキャラクターで……。
      考えると、気が狂いそうになるよ。
      助けて──。

    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:yYjdlZjF

      ゲームのキャラクターを見下ろしていた時期があった。
      だけど今は、私たちこそがゲームのキャラクターで。
      とある向こう側の人物に、私たちの青春が全部見られてた。
      恥ずかしくて死にそうだよ。

      いや、それ以上にこの事実は私一人で受け止めるには重すぎた。

      「寂しいよ……」

      夜、部屋で寝ながら天井に手を伸ばす。

      世界五分前仮説が本当で、哲学的ゾンビも本当で……。
      でも私も誰かに作られた存在で……。

    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:2YTkzMDM

      保守

    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:zNzdlZDE

      ほしゅ