──あれは、高校3年生の頃だった。
私達ポピパは5人で同じ大学に進学する予定だったし、それに向けて勉強していた。
ライブだって順調で、人気もうなぎのぼり。
私は人生の絶頂期に居るのだと思った。
実際、この頃が今でも1番幸せだと思う。
──それは突然にやってきた。
センター試験も一通り終わり、あとは結果を待つだけの冬頃の早朝。
「ばあちゃーん、おはよー」
(あれ? ばあちゃんの反応がないぞ?)
この時点で既に、怪しかった。
いくら呼び掛けても、帰ってくるのは酷く苦しい沈黙のみ。
私はそれに耐えきれず、居間にまで足を運ぶ。
「ばあちゃ……っ!」
固まってしまった。
目の前がホワイトアウトして、気付いたら地面にへたり込んでしまった。
──ばあちゃんは、死んだのだ。
畳の上に倒れ伏して、苦しそうな顔をしていた。
後から判明したのだが、死因は突然死らしい。