数年後
「髪伸びたねモカ」
「うん。リサが気に入ってくれて何よりだよ。」
「そっか。リサさんと一緒に今もいるんだ。」
「うん、あの人は私がいないと壊れてしまいそうだから。」
「そう…か。」
「じゃあ、そろそろ行くね。」
「うん。じゃあまた。」
「…」
「バカモカ…」
私達を気味悪がって近づいてくる人は少なくなった。私もリサと以外話すことはほぼなくなった。
あれからRoseliaのみんなはどうなったかというと紗夜さんは音楽をやめた。
日菜先輩から事務所に入らないか誘われたらしいが、どうしてもRoseliaの事が忘れられず、ということらしい。
あこちんはRoseliaが無くなってもドラムを叩き続けている。
燐子さんはそんな彼女と一緒にキーボードを続けている。
「友希那、モカが事故に遭ってもう何年も経つね…
あの頃からアタシ、友達から距離置かれるようになったけどなんで友希那は変わらず側にいてくれるの?」
「そんなの、決まってるじゃない。」
ーー貴女に全てを賭ける覚悟があったからよ。
私は湊さんになることで、リサさんと一緒にいる。
あたしのままだったらリサさんの心に入り込む隙間なんてなかったと思う。
だからこれで幸せ。
一度止まり、動きだした時間はまた止まってしまった。永遠にー
完