「謝るから香澄、そんな凹まないでくれよ」
「盆栽の枝で喜ぶわけないよ有咲…」
「それにしても、いい蔵だよなここ、落ち着きがあって」
「えっそんなに良い!?」
「あ機嫌治った」
「中々ライブハウスを見る目あるねぇ〜有咲!」
「いやライブハウスじゃねーだろこれ」
「あお菓子あるよ食べる?ちょっとパンの匂いするけど」
「いやいらな…なんでこのお菓子からパンの匂いしてんだよ!」
「美味しいのに〜、むしゃむしゃ」
「不味っ!?」
「不味いの!?」
「数週間置いた納豆みたいな味がする…飲み込めないほど不味い…」
「有咲…お茶入れてきて…台所あるから…」
「いや私客だぞ、お前が入れてこいよ」
「じゃあ私入れてくるから代わりにこれ食べてよ〜」
「なんでそうなるんだよ!分かったよ入れてくるよ!」
「ありがとありざぁ〜」
「はあ入れ終わった〜」
「台所からチョココロネみたいな匂いしてきたんだけど」
「床見えないくらいキラキラしてるしなんなんだこのライブハウス」
「あ風呂がある」
「なんでライブハウスに台所とか風呂があるんだよ」
「いや蔵にあってもおかしいけど」
「どんなんだろ?」
ガチャ
「あ、千聖先輩?」
「…」