「ちなみに花音さんが中にいるのは、先輩の犯人から聴いたんでしょうね。」
「…。」
「それにあの時、保健室で市ヶ谷さんは…。」
『はい、そうです。生徒会室の前に聞き耳たてていた、おかしな人物がいたんです。』
『不審に思って、声をかけたところを不意打ちされて…。』
「だけど、先輩の犯人を追い詰める時、紗夜先輩はこう言いました。」
『さらに白金さんが聞き込みで、昨日生徒会室の前で、あなたと市ヶ谷さんが言い争っていた情報もキャッチしました。』
「おかしいですよね。」
「市ヶ谷さんの証言では、話しかけようとしたところを不意打ちで。」
「燐子先輩が手に入れた情報では、言い争いをしてて、恐らくその後に倒れたことになるでしょ。」
「でも、それには理由があった。」
「言い争いをしたなんて言ったら、顔は覚えてるはずですから。」