【SS】【SS】珍客の多いファーストフード店 1 名前:匿名スタッフさん 2020/06/29 23:38:46.91 ID:2MTY5NDU SS投稿は初めてです。お見苦しい点はお許しください。 *** ここは都内某所のファーストフード店。 スタッフに可愛い子が多いと、ちょっとウワサになっています。 いつも賑やかなお店ですが、今日は少し違った雰囲気で…… 「おはようございます! あ、ついクセでギョーカイ風に挨拶しちゃった。 反省、反省っと…あれ、みんなどうしたの?」 「それが…花音さんに付いたお客さんがクレーマー?らしくって…」 「えっ!?」 「『お前が可愛いせいでメニューに集中できないんだよ』って、 さっきから絡まれてるんです。アタシたちもどうしたもんだか…」 「それに…雰囲気がちょっと怖いっていうか…」 「チラッ(うわ~、いかにも人。だけど…)わかったよ、私に任せて! どんなお客さんでもコミュニケーションを取るのはアイドルの務めだからね!」 「ウム、頼もしい。任せたよ、丸山くん!」 返信を閉じる 2 名前:匿名スタッフさん 2020/06/29 23:44:30.25 ID:2MTY5NDU 「ふえぇ…早くご注文を…」 「オマエ…、本当に可愛いな」 「花音ちゃん、店長が呼んでるよ。お客様」ニコッ 「あ?」ギロリ 「彼女は急な仕事が入りましたので、代わってご注文をお伺いしま~す!」イエイッ 「おう、そうか。それじゃあチーズバーガーセット頼むわ」 (うっ…! あっさりメニューに目を落とした…)「お、お客様、その…」 「あ、言い忘れたけど店内で食べていくぜ」 「店内でお召し上がりですね。ほ、他には…?」(「お前も可愛いな!」とか!) 「ん~…よし、アップルパイも追加で」 「ありがとうございます…。あとは何か…」 「そんなに食えないって。会計して…ん? ちょっと待て」 (急に黙っちゃったけど、どうしたんだろ? …あっ) 店内放送<♪シュワシュワ ハジケタ キモチノ ナマエ オシエテヨ 「キミは知ってる?」ガタッ 「うおっ! 急にどうした!? 手なんか握って!」 「あっ、ごめんなさい! つい…。パスパレ、お好きなんですか?」 「ああ。このバンド、ドラムがスゴい人でさ…。 確かな技術とドラムへの情熱は前からなんだけど、最近はメンバーを支える 強さと優しさみたいなのも感じられるようになってよ。マジで尊敬するぜ」 「麻弥ちゃんは頼りになりますよね! ほ、他のメンバーについてはどう思いますか?」 返信を閉じる 3 名前:匿名スタッフさん 2020/06/29 23:54:00.04 ID:2MTY5NDU 「ギターも上手いよな。麻弥さんのドラムに難なくついていってる」 「それで? それで?」 「ベースとキーボードは初めは酷いモンだったけど今じゃスゲー上達してる。 半端なく努力したんだろな、そういうの嫌いじゃないぜ」 「あっ、あとは!?」 「……さっきから気になってるんだけどさ。…オマエ、もしかして……」 「ひゃいっ!?」 (これは!ついに私にも『パスパレの彩さんですよね!?大ファンです!』がクる!? 大丈夫、落ち着いて…この時のために脳内シミュレーションは繰り返してきた…。 千聖ちゃんを横目で見ながら1310通りも…!) 「…違うと言うかもしれないけどよ、オマエ…」 「そうです! 私は…」(あゆみさん、私、また一歩、夢に近づきました! 千聖ちゃん、『彩ちゃん、変装は程々で大丈夫よ』なんてもう言わせないよ!) 「仕事に不真面目なヤツなのか?」 「……………………は?」 「バイト中はもっと仕事に集中するべきだぜ?」 「あっ…ハイ…」 「好きなバンドの話だからノっちゃったアタシも悪かったよ」 「イエ…そんなことは…スミマセン」 「いいってことよ。それじゃ、オーダー頼むな」 「ハイ…お会計…確かに…。こちらの番号札を持ってお席でお待ちください……」 返信を閉じる 4 名前:匿名スタッフさん 2020/06/29 23:56:29.28 ID:2MTY5NDU *** 「……丸山くんは早退するそうだ」 「『私が不真面目…。夢に向かって真っすぐに努力する私は、 私が見てた幻だったの……?』って、うわごと言ってましたね…」 「それで、あのお客さんに商品を運ぶ役目なんだが…」 「わ、私はムリ! 巴、行って!」 「……そう来ると思ったよ。まあ良いけどさ……」 返信を閉じる 5 名前:匿名スタッフさん 2020/06/29 23:59:03.95 ID:2MTY5NDU 「お客様、お待たせいたしました~」ニコッ 「おう、サンキューな…。ん、オマエ……」ガシッ (なんだよ、人の腕つかんだりなんかして)「お客様、何か…?」 「この腕…間違いない。オマエ、(ドラムを)『打ってる』よな?」 「はぁあっ!?」 ザワ…ザワ… 「何言ってるんだよ、アタシが(****なんて)『打ってる』ワケないだろ!」 「シラぁ切る気か…? 昨日や今日でこんな風にはならねー。これは相当『打ち込んだ』腕だぜ」 「だぁから! 『打って』なんかないって!」 「今度アタシらの『集まり』(ライブ)にツラ貸してくれよ。歓迎するぜ」 「放せよ! 『集まり』(****パーティ)なんて誰が行くか!」 ポンポン 「うるさい! 今、取り込んでるところ…あっ、店長…」 「宇田川くん…今日はもういいから、ちょっと事務所に来てくれるかい?」 「店長まで何言ってるんですか!? ゼッタイ誤解してますって!」 「…君のことを色々言う人もいたのは確かだよ。でもボクは、そんなはずはないと信じて…」 「だから違いますって! 呑気に食ってないでアンタもなんか言え!」ズルズル 「あ? アタシこの後、用事あるからさ…。『その気』になったら声かけてくれよ」モグモグ 「アンタ覚えてろよ! 店長、アタシの話を聞いてくださ…」バタン 返信を閉じる 6 名前:匿名スタッフさん 2020/06/30 00:08:36.94 ID:2MTY5NDU 「バイトの入れ替わりが多い店だな…。モグモグ お、アイツは…」 「マッスーさん、はっけーん! バンド錬のお迎えに参りましたぁ!」 「おう、ご苦労さん。腹ごしらえは充分、今日もやるぜ! って、なんだ? じーっと見て」 「クンクン… 間違いありません。マッスーさん、パスパレのメンバーとお話ししましたね!? それも、ついさっき!」 「はぁ? アイドルがこんなところにいるワケねーだろ」 「いーえっ! 握手会で何度も嗅いだことのあるこの柑橘系の桃の香りは…きっと彩ちゃん!」 「だから、そんな奴いたらすぐわかるっての…。オイ、どこ行くんだよ」 「まだ近くにいるはずですし、彩ちゃんを探します! あ、練習には遅刻しませんので先に行っててください! どこですか、彩ちゃ~ん!」ハッハッハッ 「相変わらずスゲー速さだな…アタシも行くか、ごっそさん、と! なんだか騒がしいけど良い店だったぜ」 *** 「ありがとうございました~」 (椅子はきれいに並んでるし、トレーを戻してゴミは分別していった…。育ちがいいんだね…) 『終』 返信を閉じる 7 名前:匿名スタッフさん 2020/06/30 00:10:17.73 ID:2MTY5NDU 終わりです。読んでくれてありがとうございました。 伏字になっちゃっても伝わると思うのですが 好ましい言葉とはみなされないですね、反省です。 返信を閉じる 8 名前:匿名スタッフさん 2020/06/30 00:18:47.31 ID:2NDcxM2N 丸山はともかくともちん可哀想、丸山はともかく (面白かったです!) 返信を閉じる 9 名前:匿名スタッフさん 2020/06/30 11:46:46.77 ID:2NjM1MzY そういえば丸山と花音さん以外がその店でバイトしてるのってあんま見ない気がする(伝われ)。面白かったです! 返信を閉じる 10 名前:匿名スタッフさん 2020/06/30 23:09:15.45 ID:lYTY1NzM お疲れ様でした。 すごく面白くて、とても初SSとは思えない出来でした! 返信を閉じる トピック「【SS】【SS】珍客の多いファーストフード店」には新しい返信をつけることはできません。