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【SS】六花「とうとう来てまった……!」

    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      ※アニメ1期13話を六花ちゃん視点で描いたSSです。完走目指して頑張ります。

      20XX年7月某日。

      (ここが、ガールズバンドの聖地、SPACE!前から一度は来てみたかったんやけど……でら感激や〜!)

      (今年は誕生日プレゼントいらんから、その代わりライブ観に行かせてって、お父さんとお母さんに頼んでよかったぁ)

      (荷物は今日部屋を貸してもらう旭湯さんに置かせてもらったし、後はライブを楽しむだけやね!うぅ〜、なんか、演者じゃないのに私まで緊張して来てまう……)ウズウズ

      (まだ開演までちょっと時間があるけど……早めに中に先に入っておこうかな。混雑して来てからだと、人混みに溺れてまいそうやし)

    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      「 SPACE」店内。

      凛々子「はい、こちらドリンクチケットと本日出演するバンドのフライヤーです!」ドサッ

      (わっ、こんなにたくさん!)

      凛々子「 SPACEのラストライブ、楽しんで行ってくだはいねっ」

      「は、はいっ!……ありがとうございます」

      (わぁ〜いろんなバンドさんがおるんやなぁ)ペラッ

      (Glitter*Greenに、CHiSPAに、Roselia……それから)ペラッペラッ

      (……ぽっぴん、ぱーてぃー?)

      (……ふふ、ちょっと可愛いかも)

    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      (あっ、こっちにはバンドのポスターがいっぱい貼ってある)

      (他のライブの告知とか、あとは……)

      (メンバー募集……)

      「……」

    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      『ロック、本当にバンド辞めちゃうの?もったいないよ!』

      『高校に進学しても、ギター続けなって!ロックは私たちとと違って上手なんやから』

      『それに、ロックって、いつも私らに合わせてくれとったやろ?』

      『次はもっとうまい人たちとやりなよ。遠慮なんてせずに、全力でぶつかっていけるような人たちとさ』

      「……」

      (そんなこと言われたって……他のメンバーとやなんて、考えられへんし……)

    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      (みんなとバンドができんくなるなら、ギターを続けたって意味あらへん。だから、私は決めたんや)

      (ギターもバンドももうお終い。今日このライブが終わったら、受験勉強頑張るんやって)

      「……はぁ」

      ???「ねえ君!」

      「へっ?」

      「バンド、興味あるの?」ニコッ

    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      「い、いえ、私はその……」

      「今、すごく真剣にメンバー募集の貼り紙見てたよね!どこか入れてもらえるところ探してるとか?」

      「いやあのっ……ち、違うんです!私バンドはもう……というか、そもそもこっちの人やないですし……」

      美子「急に声をかけたから困ってるみたいだよ〜?」

      「えっ、そうなの?なんかごめんね?」

      「いえ……大丈夫です……」

      美子「実は私たち、二人とも別々のライブハウスで働いてるんですよぉ」

      「そうそう!私がCiRCLEっていうところで、こっちの子がGalaxyっていうライブハウスなんだ!もしバンド組めたら、ぜひ遊びに来てねっ?」

      「は、はぁ……」

      「あっ、ごめんね突然呼び止めちゃって。それじゃあ、今日はライブ楽しん行ってね!」

      「は、はい……失礼しますっ」ぺこり

    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      美子「なんだか可愛い子だったね〜」

      「ねー」

      オーナー「ちょっと、あんたたち。人の店に来てまで自分ところの宣伝かい?」

      美子・「オーナー!」

      オーナー「ずいぶんと仕事熱心じゃないか」

      「いやぁ、これはなんというか……声をかけたはいいものの話に困ってしまって、つい……あはは」

      オーナー「なんだっていいけど、あまり客を困らせるんじゃないよ。わざわざうちの最期のイベントに足を運んでくれたんだからね」

      「はーい。お邪魔にならないよう気を付けます。ねっ、美子」

      美子「……」

      「美子?どうかした?」

      美子「……ナー…」

      オーナー「ん?」

      美子「……オーナーぁぁぁあ!」ぽろぽろぽろ

      オーナー「なっ」

      「ええっ⁉︎なんで急に泣き出したの⁉︎」

    • 8 名前:匿名スタッフさん ID:5OWM1OWM

      楽しみ。わくわく。
      良作の予感。

    • 9 名前:匿名スタッフさん ID:kMTRjM2V

      >>7
      恐縮ですが「最後のイベント」です…
      オーナーさんはまだ存命ですので…

    • 10 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      >>8
      ありがとうございます!
      少しずつですが、続き書いていきます。

      >>9
      すみません、酷い誤字ですね…
      オーナーごめんよ。

    • 11 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      続き

      美子「だっでぇ、今日で SPACEが最後だと思うと、私、わだじぃ!」号泣

      「その気持ちはわかるけど、感極まるの早すぎるよ!ほら、みんな見てるってば!」

      美子「オーナーぁぁ、今までおづかれざまでじたぁ。ありがとうございまじたぁ!」号泣

      オーナー「……」

      オーナー「……まったく。あんたが泣いてどうすんだ。ただ店を畳むってだけなのに、大袈裟な娘だね」

      美子「でもぉ」

      オーナー「今日のイベントを無事に終えるまでは、本当に『やりきった』とは言えないんだ。悲しむのは勝手だけど、ちゃんと最後まで観て行ってくれよ。みんな、いいバンドばかりだからさ」

      美子「は、はい!」

      美子「しっかり見届けさせてもらいます!」

      オーナー「ああ。ありがとうね」

      美子「私、頑張りますね!いつかGalaxyが、SPACEみたいなみんなの居場所になるように!」

      「私も!私ももっともっと、 CiRCLEを盛り上げて行きます!」

      オーナー「そうかい。……二人とも、後は頼んだよ」

      美子・「はい!」

    • 12 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      (はぁ……なんか、思わず逃げてもうた)

      (東京にはいろんなライブハウスがあるやなぁ。岐阜にもあるんやろうけど……結局そういうところではライブできんかった)

      (……楽しいんやろうな、きっと)

      (はっ!いやいや、別に未練なんてあらへんし!出演してみたいとか思ってへんもん!うん!)

      バタバタバタ!

      「ん?」

      ???「うわっ!?

      「きゃあっ!?」

      「あ、ご、ごめんね!こんなところで立ち止まってて。大丈夫?」

      ???「……え」

      「え?」

      じゅんじゅん「え……エロくねーし!う○こ!」

      「」

    • 13 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      じゅんじゅん「う○こ!う○こ!う○こー!」

      「」

      バタバタバタ!(じゅんじゅん逃走)

      「」

      (うん……いやなんで!?)

      (私そんなに悪いことした!?)

      「……」ポカーン

      バサッ!

      「あっ」

      (あかん!思わずフライヤー落としてまった!)

      「うぅぅ……おたんちん!」拾い集め

      (はぁ……やっぱりどん臭いなぁ、私。こんなんで大丈夫やろか?)

      ???「はい、これ」フライヤー差し出し

      「あっ、す、すみません!ありがとうございます!」

      「大丈夫?なんか、固まってたみたいだけど」

      「は、はい。ちょっとその……衝撃的すぎて……」

      「はっ!」

      「?」

      (前髪がちょっと赤い!も、もしかして、不良の人なん?怒っとったらどうしよぉ〜!)ひぃぃぃ

      「??」

    • 14 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      「なに?私の顔何かついてる?」

      「蘭の顔が怖いからじゃないの〜?」

      「はあ?別に怖くないし!」

      「!」ビクッ

      「ほらぁ〜、やっぱり怖がらせちゃってるって〜」

      「……」むすっ

      「ごめんね〜?あ、でも安心して!この子見た目は気合い入ってるけど、中身はすっごくいいコだから!」

      「ちょっと、ひまり!変なこと言わないで……//」

      「あはは〜蘭照れてる〜」

      「て、照れてないし//」

      「そんなことより、早く行こ。もうすぐ本番だし、今のうちに挨拶しておかないと」

      「いやぁ〜、蘭もすっかりRoseliaのファンですなぁ〜」

      「モカうるさい」

      「まあまあ〜」

      「じゃあ、私たちはこれで」

      「あっ、拾うの手伝ってくれてありがとうございました!」

      「……ど、どういたしまして//」

      (ホントにいい人やったんや。勘違いしてまった……)

    • 15 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      「あ〜あ〜、私たちも出たかったなぁ、SPACEのラストライブ」

      「仕方ないよ。巴は商店街の祭りの準備、つぐみはお店の手伝い手間忙しいし」

      「今日は二人のぶんも盛り上がらないとね!よーし、頑張るぞ〜!」

      (あっ)

      (これは……)

      「えい、えい」

      「おー!」

      「……」

      「……」

      「も〜!なんで急に他人の顔になるのぉ〜!」

      「いや、だって」

      「無事ノルマ達成ですなぁ〜」ニヤニヤ

      (あの人たちもバンド組んどるんかなぁ?)

      (……ええなぁ、仲よさそうで)ふふ

      (そうやっ。もう落とさんように、フライヤーはリュックにしまっておこう)ガサゴソ

    • 16 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      ライブ会場

      ワイワイ
      ガヤガヤ

      (いよいよライブが始まる!)

      (……のはいいんやけど……)

      ワイワイ
      ガヤガヤ

      (人混みすごすぎん!?これじゃ、本当に溺れてまう……!)

      (あんまり身動き取れんし、私最後まで立ってられるんやろか?……ちょっと、怖くなって来たかも……)

      (やっぱり都会のライブハウスなんて、私にはまだ早かったんや〜!うぅぅぅ!)

      パッ

      「!?」

    • 17 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      (照明が……)

      ワァー!

      (す、すごい歓声!それに、いつの間にか会場が緑色の光に溢れとる!)

      (ええっと、確か最初のバンドは……)

      ゆり「SPACE!遊ぶ準備はできてますかー?」

      ワァー!

      ゆり「……」

      ゆり「……ふう」

      ゆり「オッケー!行くよー!」

      イントロギター♪

      「!」

    • 18 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      (なんて綺麗な歌なんやろう……。ボーカルもギターもベースもキーボードも、一つ一つの音がクリアで、すごく心地いい!)

      (技術力が高いのはもちろん、それ以上にみんな楽しそう!)

      ゆり「羽ばたけ 目指す場所へ」

      (一バンド目の一曲目やのに……)ぶるっ

      ゆり「僕たちの歌で」

      (……圧倒的や!)トキントキン!

      間奏♪

      ゆり「Don’t be afraid!掴め!掴め!強く!初めてのこの高鳴りは」

      ゆり「追いかけ 追いついて 感じてたい 熱を」

      ゆり「Don’t be afraid!駆けて!駆けて!高く!」

      ゆり「叫ぶよう 胸をたたく!」

      ゆり「いつまでも 冷めない」

      ゆり「『恋』をしたみたいだ…」

    • 19 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      ジャカジャーン♪

      ゆり「ありがとうございましたー! Glitter*Greenでしたー!」

      ワァー!

      「わぁ〜!」パチパチパチ!

      ゆり「次のバンドもよろしく〜!」

      ワァー!

      (Glitter*Greenさんでらよかったぁ〜。いやぁ、トップバッター任されるだけあるわぁ)シミジミ

      (……って、あれ?)

      (いつの間にか、不安じゃくなっとる……)

      「……ふふっ」

      (ライブ、楽しまんと!)

    • 20 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      (次のバンドはどんな人たちなんやろ?)わくわく!

      夏希「はじめまして!」

      夏希・里実・真結・文華「CHiSPAです!」

      ワァー!

      夏希「今日は全力で燃え尽きます!」

      ワァー!

    • 21 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      (優しい曲……聴いてるだけで、温かく包み込まれるみたいや……)ジーン。

      夏希「耳澄ませ 風立つ true voice」

      夏希「ひとつにつなげて」

      夏希「大自然のように雄々しく」

      夏希「奏でてゆこう 信じた夢」

      (なんでやろう?すごく、懐かしい気分になってまう)

      夏希「Be shining!」

      夏希「私たちのリズムを刻もう もどかしさ歯痒さも楽しもう」

      夏希「未知な世界も 触れて飛び込め」

      夏希「しなやかな樹々は倒れず

      夏希「Be shining!」

      夏希「雨粒が頬を濡らしても 最初の一歩 諦めたくない」

      夏希「今こそ出来るすべて さあ魅せよう、輝きを」

    • 22 名前:匿名スタッフさん ID:4NmMyMTk

      夏希・里美・真結・文華「ありがとうございましたー!」

      ワァー!

      「わぁ〜」パチパチパチ!

      「……」

      (みんなのこと、思い出してまった。みんなとのバンド、でら楽しかったなぁ)

      (みんなで音を合わせて、少しずつうまくなっていって……『もっと、もっと!』って。ずっと一緒に演奏していたいって、本気で思えた……)

      「……」

      「……やっぱりええな、バンドって」ボソッ

    • 23 名前:匿名スタッフさん ID:zZjk4NzA

      ポピパと六花の邂逅が楽しみ。