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【SS】日菜「彩ちゃんへのウソ感謝状!?」

    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      キャラ崩壊ありますのでご注意下さい

    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「おはようございまーす!」

      「おはようございますっ」

      「おはよ〜」


      「ちょっといいかな?」

      「何かしら?」

      「12月27日って何の日か知ってる?」

      「彩さんの誕生日ですね」

      「そうなんだ〜!」

      「自分から切り出すんだ」

    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「みんな、覚えてるかな?」

      「この前、ポピパのライブを見にいかせてもらった時」

      「とても素敵なライブでしたね」

      「うん!」

      「そのライブの幕間映像で、ポピパのメンバーが香澄ちゃんに感謝状を贈ってたでしょ?」

      「ええ、贈っていたわね」

      「あれを見ててね!香澄ちゃんって本当に素敵だなって思ったの!!」

      「あれは確かに感動的でしたねぇ…」


      「だからね?」

      「私もあれをやってみたいんだ〜!!」

      「…」

    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「…えっ?どういうことかしら?」

      「ちょうどもうすぐ誕生日だから〜」

      「うん」

      「普段の皆の私への感謝の気持ちを手紙にしてもらって!」

      「えっ?」

      「私、香澄ちゃんの役やるから!」

      「私たちがアヤさんに感謝状を贈る、ということですか?」

      「うん!」

      「いや、そんなこと急に言われても」

      「サプライズでやるのが普通でしょう?」

      「うん」


      「それでね?よく考えたらね?」

      「麻弥ちゃんどう?私に何か感謝することあるかな?」

      「いやその…今から急に手紙で……となると」

      「今すぐはちょっと難しいなー」

      「そうねぇ」

      「今すぐっていうかさ」

      「感謝される事、私してないし」

      「これぶっちゃけた話ね」

      「……」

    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「…じゃあ今までの話は一体何だったのかしら?」

      「そうだよ」

      「だからね?私書いてきたの!!」

      「何をですか?」

      「手紙を!!」

      「…」




      「彩ちゃん、頭大丈夫?」

      「これは千聖ちゃんの分ね!」

      「え…ええ」

      「私への感謝状を書いてきたの!!」

      「ジブン達目線の手紙を彩さんが書いた、という事ですか?」

      「そうそう!」

      「私、香澄ちゃんみたいにスタジオにいるから〜」

      「スタジオに入ってきて、それ読んで!」

      「……」

    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「読んで!と言われましても…」

      「私感動するから!!」

      「ふふっ…」

      「感動って…彩ちゃんが書いたんでしょ?これ」

      「感動できますか…?」

      「うん!!」


      「これは真剣に読まないとダメなのかしら?」

      「うん!絶対に真剣に読んでね!」

      「あと別に泣いてもいいからね?そのあたりは皆に任せるから!」

      「……」

    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「めちゃくちゃね…」

      「いやぁ…泣けますかね…?」

      「あたし達だけでいいの?」

      「うーん、ちょっと心許ないからなぁ、この4人だけだったら」

      「すごい言われようね…」

      「ふふっ…」

      「だからゲストも呼んでるから!」

      「へーそうなんだ」


      「えっ、どうすればいいんですか?ジブン達は」

      「順番にスタジオに入ってきて読んでくれればいいから!」

      「自然な流れで読んでねっ!」

      「む…難しいことを言いますね…」

      「千聖ちゃんは最初から私と一緒にスタジオにいてね?」

      「え…ええ」


      「あと下読み無しで!」

      「ええー?」

      「ぶっつけでいって!その方が絶対に感動するから!!」

      「ふふっ…」

      「それじゃあ皆お願いね〜」

      「……」

    • 8 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      というわけで、順番に彩ちゃんへ感謝を伝えていってもらいます

      パスパレ以外のメンバーも登場する予定です

      続きは本日の夕方以降に投稿予定です

      少しずつの更新になりますが、よろしくお願いします

    • 9 名前:匿名スタッフさん ID:1MjlkOGU

      香澄への手紙ってポピパの5th?の愛美へのあれかw

    • 10 名前:匿名スタッフさん ID:xNTM0YTd

      ガキ使の方正のアレか…

    • 11 名前:匿名スタッフさん ID:xMzBjZGZ

      ゲストに期待

    • 12 名前:匿名スタッフさん ID:hZGQ2YjR

      なんて酷いイタズラをするんだ…
      って思ったら発起人丸山かよ!

    • 13 名前:匿名スタッフさん ID:zMWIyM2V

      導入の時点で草しか生えない

    • 14 名前:匿名スタッフさん ID:hYWRhZDE

      タイトルからの予想の斜め上を行く導入で草

    • 15 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      ■ スタジオ

      「よ〜し!今日も一日頑張ろうね!千聖ちゃん!」

      「ええ、そうね」

      「でも皆遅いね、何してるんだろう?」

      「まぁ…何か事情があるんじゃないかしら」

      「そうなのかな〜」


      ガチャ!!


      「おはようございます」

      「あっ!イヴちゃんおはよ〜」

      「おはよう、イヴちゃん」

      「今日も練習頑張ろうねっ!」

      「ア…アヤさん!」

      「うん?なーに?」

      「最近寒くなってきましたよね?」

      「ふふっ、そうだね」

      「もう12月過ぎたもんねっ」

      「もう今年も終わりなのね、一年は早いわ」

      「あと…12月と言えば」

      「12月と言えば?」

      「アヤさんの誕生日がありますよね」

      「あっ!イヴちゃん知っててくれたんだ!」

      「…ま…まぁそうですね」

      「嬉しいな〜」

      「へぇ、そうだったのね」

      「そうだったのねってもう1年以上一緒にいるんだしね」

      「…ふふっ」

      「そ…それで…せっかくの機会なので」

      「日頃のアヤさんへの想いを……手紙にしてきたんです!!」

      「え…ええええええ!?」

      「…ふふふっ」

    • 16 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「なので…今から読んでもいいでしょうか?」

      「え…ええ〜…?」

      「ちょっとそれは恥ずかしいな〜」


      「…まぁ恥ずかしいのも分かるけれど」

      「せっかくイヴちゃんが書いてきてくれたのだし」

      「そ…そうです!」

      「そっかぁ〜」

      「イヴちゃんと千聖ちゃんがそこまで言うならぁ〜」

      「じゃあ読んでみてっ♪」

      「あ…ありがとうございます…!」

      「…」

    • 17 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『親愛なる、アヤさんへ』


      『突然の手紙でさぞ驚かれていると思いますが』

      『何も言わずに聞いて下さい』

      「イ…イヴちゃん…!」

      「…」


      『あれはパスパレを結成した直後の話になるのですが』

      『当時私は兼業でモデルをしていました』

      『ですが…モデル業でなかなか芽が出ず…』

      『アイドル業とモデル業…』

      『二足のワラジを履くのはもうやめよう…』

      『そんな風に思っていた時…アヤさんが声をかけてくれたんです』


      『イヴちゃん、悩みがあるの?』

      『悩みがあるんだったら相談に乗るよ!』

    • 18 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV



      『とても私には手を出せないような…』

      『高級料亭の個室を私のためだけに用意してくれたアヤさん』

      『そこで私は…アヤさんへ悩みを全て打ち明けました』

      「…」


      『そして…悩みを全て聞いたアヤさんは私にこう言ったのです…』

      「…」

      「…」

      「…ふふっ」


      『それだったら私の必殺ポーズをイヴちゃんにあげるよ!!』

      『全部使ってくれていいから!!』


      「ちょっとぉ〜…」

      「それは言わないっていう約束だったのにぃ〜…」

      「ふふふっ…ふふっ…」

    • 19 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『幼少時代から誰もが羨むトップアイドルの道を突き進むアヤさんのポーズを無名の私が使わせてもらえた事で』

      『各種メディアから注目を集めることができ』

      『モデル「若宮イヴ」の名を全国に知らしめることができたのです』

      『アヤさん、本当に感謝してもしきれません…』

      「もうぅ〜…なんで言っちゃうのぉ〜…?」

      「…んふふふ…」

    • 20 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『また、もう一つ』

      『空手の黒帯をもつアヤさんは』

      『ことあるごとに危険なファンから私を守ってくれました』

      『そんなアヤさんを…いつかは助けたい…逆に守ってあげたい…』

      『そう思い…』

      「…」

      「…」

      「…んふふっ」


      『ブシドーを極めたい!と思うようになったのです』


      「あっ…!!そうだったんだっ…!!!」


      『今ではそれがアイドルとしての私のキャラ付けにもなっています』

      『アヤさんがいてくれたから…今の私があるのです』

      「イヴちゃん…!!」

      「ふふふっ…」


      『トップアイドルのアヤさん』

      『いつか憧れのアヤさんに追いつけるように…』

      『私も頑張ります』

      『若宮イヴ』

    • 21 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「…」

      「…」

      「…もぅ〜…恥ずかしいよぉ〜」

      「それは二人だけの秘密って言ってたのにぃ〜」

      「…」

      「…」

      「ふふっ♪」

      「…すごい話だったわね…イヴちゃん」

      「…まぁ…そうですね」

      「そんな過去があったなんて初めて聞いたわ」

      「もぉ〜」

      「ちょっと恥ずかしいよぉ〜」

      「こういうことはもぅ辞めてねぇ〜?」

      「…」

      「…」

    • 22 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      次回は日菜ちゃんに登場してもらう予定です

    • 23 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      >>9
      あれです!あれは本当に感動しました…

      >>10
      知っておられる方がいらっしゃってよかったです!

      >>11
      ゲストとして友希那さんには登場してもらう予定です
      他もいろいろ考え中です

      >>12-14
      確かにスレタイだけ見ると酷い…w

    • 24 名前:匿名スタッフさん ID:hYWRhZDE

      これはひどいw

    • 25 名前:匿名スタッフさん ID:0YzdmZTM

      「そんなことないよー」待ちの彩ちゃんだものね、これくらいの仕込みは労を惜しまないのですねw

    • 26 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「ハロー」

      「あ、日菜ちゃん!おはよ〜!」

      「日菜ちゃん、どうしたのかしら?」

      「すごく真剣な表情をしていますね」

      「そうなんだよねぇー」

      「日菜ちゃん!悩みがあったら私が聞いてあげるよ?」

      「…」

      「じゃあぶっちゃけるとね?」

      「うん」

      「彩ちゃんに手紙を書いてきたんだー」

      「え…ええ〜…!?」

      「…」

      「も…も〜…いいって〜そんなのぉ〜…」

      「…彩ちゃん、もうすぐ誕生日でしょ?」

      「うんっ!」

      「だから日頃の感謝をさ、手紙にしてきたから読もうと思って」

      「え…ええ〜、恥ずかしいなぁ〜」

      「え…何?もしかしてぇ〜…イヴちゃんは知ってた感じかな〜?」

      「…」

      「示し合わせてるもんねっ!!」

      「…」

      「…とりあえず読んでいい?」

      「う…うん!」

      「恥ずかしいけど…日菜ちゃんがせっかく書いてきてくれたんだもん…!」

      「その気持ちに答えないと〜!」

      「…」

      「…」

    • 27 名前:匿名スタッフさん ID:5MTIwOTl

      期待

    • 28 名前:匿名スタッフさん ID:5MTIwOTl

      期待

    • 29 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『彩ちゃんへ」


      『あたしと彩ちゃんが出会ってもう1年半が過ぎたんだね?』

      『こうやって感謝の気持ちをちゃんと伝えるのは初めてだと思うなっ』

      『…ちょっと照れくさいかもね』


      『あたしは小さい時からそそっかしくて…何をやってもうまくできないタイプで…』

      『だから…いつも機転がきく彩ちゃんには…』

      「…ふふっ」

      『数え切れないくらい色々な場面で助けてもらって』

      『本当にたくさんの感謝をしています』

      『その中でも…今日はあたしが一番感謝してる…あの事を話そうと思います』

      「ええ〜…なんだろぉ〜…?」

      「…」


      『これは…2人だけの秘密だって、彩ちゃんに口止めされている事なんだけど…』

      『実は…おねーちゃんとあたしとの関係には彩ちゃんが大きく関わってきます』


      『それっていうのも』

      『おねーちゃんは高校入学当初からずーっと…』

      『彩ちゃんに………』

      「…」

      「…」

      「…んふふふっ…ふふっ…」

      「…」

      「…」

      「…」

      「…ふぅーー」

      「…」

      「…」

      『彩ちゃんに…想いを寄せていたのです』

      「…」

      「…」

      「…んふふっ」

    • 30 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『彩ちゃんには…そ…その気はなかったようですが…』

      「…」

      「…ふふっ…ふふっ…」

      「…ご…ごめん…ふふっ…想い出して…泣けてきちゃってっ…ふふっ…」

      「んふふっ…」

      「ふふっ…」

      「…」

      『彩ちゃんにはその気はなかったようですが』

      『おねーちゃんは毎日追いかけるようにパスパレの練習に現れ』

      『あ…彩ちゃんにアプローチをしていました…』

      「…」

      「…ふふっ」

      「…」

      『そして…おねーちゃんのキュンキュンくる乙女な姿を見ていたら』

      『いつの間にか…おねーちゃんのことを…』

      『一人の女性として意識するようになっていました…』

      「ひ…日菜ちゃん…!!」

      「な…なんで言っちゃったのっ…!?言わない約束だったのにっ…!!」

      「ふふっ…」

      「ふふふっ…」

    • 31 名前:匿名スタッフさん ID:0YzdmZTM

      丸山ァ…

    • 32 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『…ある日、あたしは』

      『彩ちゃんに怒られるのを覚悟で』

      『おねーちゃんへの想いを彩ちゃんに伝えました』

      『すると彩ちゃんは…』


      『…うん、分かったよ』

      『日菜ちゃん』


      『と、一言だけ言って』

      『後日、あたしとおねーちゃんとの2人だけの食事をセッティングしてくれたんです』

      「はぁ〜…言っちゃったかぁ〜…」

      「…ふふっ」


      『そのおかげであたしはおねーちゃんと仲直りができて』

      『今では毎週2人でデートをする仲になり』

      『幸せな時間を過ごすことができています』

      『彩ちゃん…あのとき…あたしの想いを汲んでくれて…』

      「…」

      「…」

      「…んふふふっ…ふふっ…」

      「…んふふふふっ…」

      「…」

      「か…感謝で…ふふっ…な…泣けてきちゃって…ふふっ…うまく喋れない…んふふっ…」

      「…」

      「…」

      『あたしの想いを汲んでくれて…本当にありがとう…彩ちゃん』

      「んーん…どういたしましてだよ…日菜ちゃん…?」

      「…」

      「…」

    • 33 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『そしてもう一つ』

      『アイドルとしてキャラが薄い事を相談していたあたしに』


      『日菜ちゃんは、不思議ちゃんキャラがいいと思うっ!』

      『そうだな〜』

      『例えば「るんるんるんっ♪」ってずっと言ってるのはどうかな?』


      『とアドバイスをしてくれました』

      「ふふっ…」

      『そして誕生したのが』

      『みんなも知ってる…「るんっ♪」なのです』

      「ふふっ…」

      『実はあの「るんっ♪」の産みの親は…』

      「ふふっ…」

      『彩ちゃんなんです』

      「ど…どうして…!」

      『でも彩ちゃんはおねーちゃんのことも「るんっ♪」のことも…』

      『誰にも言わないで…氷川日菜という一人の女性を立ててくれました』

      『あたしはそんな彩ちゃんの優しさに…本当に感謝しています』

      「ひ…日菜ちゃぁぁん…!!」

      「…」

      「…」


      『トップアイドルの彩ちゃん』

      『彩ちゃんの完璧なアイドル姿…』

      『いつもお手本でいてくれて…ありがとう』

      『氷川日菜』

    • 34 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV







      「いやぁ〜…」

      「…」

      「言うかなぁ〜…それぇ…」

      「…」

      「…」

      「…」

      「こっちも言うと思わないからぁ〜…」

      「ドキドキしちゃったよぉ〜…」

      「…」

      「…大丈夫なの?それは言っても」

      「まぁ」


      「これはちょっと…私は全然聞いたことが無かったのだけど…」

      「それはもう…墓場まで持っていくって日菜ちゃん言ってたのにぃ〜…」

      「…」

      「なんで言っちゃうのぉ〜?」

      「…」

      「…」

      「…ありがとう…日菜ちゃん」

      「…」

      「…」

      「…ありがとうね?…日菜ちゃん」

      「…」

      「…」

    • 35 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「いや…でも聞いたことが無いわね…それは」

      「まぁね」

      「イヴちゃんは聞いていた?」

      「知らなかったですね…」

      「…」

      「どう思う?今のを聞いて」

      「…」

      「…」


      「…本当に…?」


      「って思いますね…」

      「…ふふっ…」

      「ふふふっ…」

      「ビックリですね…」

      「ええ…ビックリよねぇ…」

    • 36 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      続きます

    • 37 名前:匿名スタッフさん ID:yMjE5YzM

      日菜ちゃん演技できるタイプなのにさすがに素が出てて草

    • 38 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      ガチャ

      「おはようございます」

      「おはよー!」

      「あ、あれ?何か手に持ってる?」

      「ああ、彩さんに手紙を読もうと思いまして」

      「えっ…!」

      「…ふふっ」

      「思ったよりも導入が早いわね」

      「そんなぁ〜…ええ…!?」

      「もう…こんなのドッキリだよね〜…」

      「いや、まぁ」

      「もう辞めてよぉ〜…!」

      「恥ずいって〜…」

      「皆んなで示し合わせて読もうと思ってたんでしょ〜…?」

      「…」

      「…」

      「…分かった!」

      「じゃあもう明るく読んでっ!ねっ!」

      「はぁ」

      「よし行こうっ!はいっ!」

    • 39 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『彩さんへ』


      『彩さん、お誕生日おめでとうございます』

      『こうやって今年も彩さんの誕生日を祝える事』

      『心から嬉しく思います』


      『彩さんとジブンが出会ったのは去年の春』

      『ジブンはこの事務所からアイドルバンドへのオファーをいただきました』

      『アイドルについて右も左もわからない不安な状況で』

      『彩さんは、ジブンに一からアイドルとしての振る舞い方を教えてくれました』

      『指導はとても厳しく…正直やってて辛い時期もありました』

      『しかし、それは全て彩さんの愛の鞭だったのだと最近分かってきたんです』

      「麻弥ちゃん…」


      『その中でも最も厳しく何度も注意を受けた事があるのですが』

      『それは…』

      「…」

      「…」

      「…」

      『…絶対にいついかなる時も』

      「…」

      『…噛んではいけない…というコトです』

      「あぁ〜そうだねぇ〜」

      「…」

    • 40 名前:匿名スタッフさん ID:0YzdmZTM

      もう皆、無言になるしかないな…

    • 41 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『これまで、一度足りとも噛んだことが無い彩さん』

      『なぜそこまで噛まないのか、過去に一度尋ねたことがあります』

      『その時、彩さんはジブンにこう教えてくれました』


      『本当に何かに真剣になって喋れば、噛むことなんて無いんだよ!』


      『と』

      「麻弥ちゃん…」

      「なんでしょんにゃこと言っちゃうの…」

      「…いや…えっ…?」

      「んふっ…」

      『その言葉をきっかけにジブンは心を入れ替え』

      『機材のことを真剣に考えるようになりました』

      『結果、機材オタクとしてのマシンガントークを売りにし』

      『厳しいアイドル業界で個性を出すことができたのです』

      『彩さん、自分に厳しくしてくれて、本当にありがとうございます』

      「もうっ…喋りすぎだよぉ〜…」


      『トップアイドルの彩さん』

      『彩さんがいつかソロデビューし』

      『ドームでライブをする時がきたら』

      『キラキラした彩さんを一番近くで見させてください』

      『大和麻弥』

    • 42 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「はぁー…」

      「…なんかあれだねぇ〜…」

      「みんな…本当に覚えてるんだねぇ〜」

      「…」

      「…まぁ…そうですね」

      「私も今回みんなの手紙を聞いて思ったよ…」

      「そういう大事なこと…本当に覚えておかないといけないんだな〜って」

      「…」


      「いやでも…彩ちゃんが噛んだこと無いというのは…」

      「ちょっと意外だったわね…」

      「うーん、噛んでたと思うけどなぁー」

      「噛むことは悪…これはみんなも覚えておいてね?」

      「…」

      「…まぁ…アイドルたるモノ当然といえば当然ね」


      「…麻弥ちゃん…覚えててくれたんだね…?」

      「…」

      「…」

      「…ありがとう…麻弥ちゃん」

      「…」

      「…」

      「…ありがとうね…?…麻弥ちゃん」

      「…」

      「…」

      「そのちょいちょい囁くのはなんなの?」

      「んふふっ…」

    • 43 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「ここまで3人が手紙を読みましたね」

      「じゃーみんなそろったし、練習はじめよっかー」

      「うんっ、そうだね」

      「あっ!あのっ!!」

      「えっ?」

      「そ…その…」

      「えっ?ち…千聖ちゃん…まさか…!!」

      「いやぁ…千聖ちゃんに限ってそれは無いでしょー」

      「そうですね」

      「いや…!」

      「や…やっぱりね、普段彩ちゃんには私もすごくお世話になっているから」

      「どうか手紙を読ませてもらいたいわ」

      「ち…千聖ちゃんもか〜」

      「み…みんなが読んで私だけ読まないというのも筋が通らないでしょう?」

      「千聖ちゃん…」

      「…」

      「…うんっ!わかったっ!」

      「千聖ちゃんがそこまで言うなら…読んでよっ!」

      「千聖ちゃんの思い…私にぶつけてよっ!!」

      「私…全部受け止めるから…!!」

      「え…ええ」

      「ありがとう…」

      「…」

    • 44 名前:匿名スタッフさん ID:2NmQ3NGM

      彩ちゃんすっげえ白々しい演技してそうでかわいい

    • 45 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『彩ちゃんへ』


      『普段パスパレでは白鷺千聖は丸山彩を注意したりだとか叱ったりだとか』

      『私がお姉さんのような立場に見られがちですが』

      『実は彩ちゃんに大変な恩があります』

      「…えっ」

      『それは1年半前、パスパレでアイドルバンドとしてデビューしないか?』

      『と事務所のスタッフさんに誘われた時のこと』

      『子役で伸び悩んでいる私にとって』

      『全国区のスターになるための足がかりになると、この上ない話でしたが』

      『実は私には1つ、心に引っかかる事があったのです』

      『それは』

      『…』

      『…』

      『…』

      『…』

      『…』

      『…』

      『…』

      『……………象牙の密輸です』

      「!?」

      「千聖ちゃん…!!」

    • 46 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『他のメンバーも知らない事なのですが』

      『当時私は薫と手を組んで』

      『アフリカから………象牙を密輸し』

      『高音で売り捌くという裏の仕事に手を出し』

      『…ボロ儲けをしていました』

      「うぅ…」

      「ふふっ…」


      『「アイドルで忙しくなったら…密輸ができなくなる…どうしたらいいの…!」』


      『私は迷いに迷い、決められない日々を過ごしていました』

      『そんなモヤモヤしたある日』

      『私と薫はいつものように』

      『…………象牙の取引のため』

      『真夜中の横浜の港にやってくると』

      『そこで待っていたのはブローカーではなく』

      『なんと…彩ちゃんでした』

      「ううぅ…」

      「んふふっ…ふふっ…」

    • 47 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『彩ちゃんはいつもと違う鬼のような形相で私を睨みこう言ったのです』


      『象牙と白鷺千聖…どっちが大事なの!!』


      『私はその言葉に目が覚め』

      『それ以来………象牙に手を出すのをやめ』

      『Pastel*Palettesとしてメジャーデビューをする事ができたのです』

      『あの時の彩ちゃんの心の叫びが無ければ』

      『私は今も……象牙の密輸をしていたかもしれません』

      『今の白鷺千聖があるのもPastel*Palettesがあるのも』

      『全て彩ちゃんのおかげです』

      「そんなこと無いよぉ…!!」


      『トップアイドルの彩ちゃん』

      『日本でトップを取った彩ちゃんがいれば』

      『きっとPastel*Palettesは世界の頂上へも辿り着けるでしょう』

      『そしていつの日か私が仕事をやりきり芸能界を引退後する日が来ても』

      『ずーっと私と仲良くしてね』

      『親愛なる彩ちゃん』

      『白鷺千聖』

    • 48 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「うぅ…うぅ…」

      「いや…すごい話ですよ…これは」

      「まぁ…そうね…」

      「凄かったですね…」

      「なんで言っちゃうのぉ…?千聖ちゃん…」

      「秘密だって言ってたのにぃ…」

      「…」

      「これはダメだってぇ…千聖ちゃん…」

      「…」

      「なんで千聖ちゃんがそういうことしてるって分かったの?」

      「…」

      「…ありがとう…千聖ちゃん」

      「…」

      「…覚えててくれたんだね?」

      「…」

      「全然答えてくれないじゃん」

      「ふふっ…」

      「ふふっ…」

    • 49 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「じゃあみんな読み終わったし、そろそろ練習始めましょうか」

      「うん!そうだね!!」


      ガチャッ


      「こんにちは」

      「!?」

    • 50 名前:匿名スタッフさん ID:4MmExZmU

      くふっ……ぞ、象牙……っww
      …猫ちゃんニュースに繋がるのかな?w

    • 51 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『丸山さん』

      『…いえ、今日だけは「彩」と呼ばせてもらいます』


      「友希那ちゃん…」


      『彩は私、湊友希那とはライブで顔を合わせても』

      『挨拶をする程度の関係だと思っているはずです』

      『でも、私にとっては違います』

      『実は私、中学校に入学した時から』

      『彩の…』

      『…』

      『…』

      『…』

      『……追っかけをしていたのです』


      「!?」

      「ぶふぉ!!」

      「ふ…ふふっ…」

      「…」プルプル

    • 52 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV



      『私の青春時代は彩一色でした』

      『…一目でも彩の姿を見たいと』

      『学校が終わったら真っ先にテレビ局に行き…出待ちをし』

      『彩の出ているテレビやラジオは欠かさずチェックをしていました…』


      「そ…そうだったんだっ…!!」


      『彩が研修生として果敢に難関に立ち向かうテレビ番組があったのですが』

      『それが大のお気に入りでした』

      『もちろん今でも私の部屋は』

      『彩のグッズで埋まっています…』


      『キャハ!はずかしい!!』


      「ふふっ…」

      「んー…ふふっ…」

    • 53 名前:匿名スタッフさん ID:hNDI2ZDI

      パスパレ以外にもやらせるのか…

    • 54 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      『高校に入り、Roseliaとして知名度が上がった私が真っ先に思ったのは』


      『「彩と同じ世界に入れる!!」』


      『…という事でした』

      『そして…彩と初対面の時…』

      『私は緊張で全く近づけず…遠くからずっと見つめていました』


      「ゆ…友希那ちゃぁぁんっ…!!」

      「…」


      『あの時…彩と1回だけ目が合ったのは…』

      『私の大切な…大切な思い出です…!!』


      『キャハ!言っちゃったっ!!』


      「んふふふふっ…」


      『その後もライブで彩と一緒になる機会はあったのですが』

      『やはり…私の「乙女心」はときめくばかりで…なかなか話ができませんでした』

      『…あっ!…これって感謝状だったわよね…』

      『なんだか…ラブレターみたいになっちゃいました…』


      『すみません…テヘッ♡』


      「ふふっ…ふふっ…」


      『トップアイドルの彩』

      『私を…永遠のあなたのファンでいさせて下さい』


      『湊友希那』

    • 55 名前:匿名スタッフさん ID:2NmQ3NGM

      友希那さんやりきりすぎじゃないですか…w

    • 56 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「…」

      「…」


      「うぅ…」ポトッ

      「私…全然知らなかった…!うわぁぁ…!」ツー

      「…」

      「目薬使ったよね、今」

      「ふふっ…」

      「ごめんね…?気づいてあげられなくて…」

      「…いえ」

      「今まで…辛かったよね…?」

      「…まぁ」

      「友希那ちゃん…ありがとう…」ギュッ

      「…」


      「でもまさか友希那ちゃんが彩ちゃんの追っかけをしていたというのは」

      「さすがの私たちでも気づかなかったわね…」

      「よくバレなかったね?」

      「…変装していたから」

      「…ふふっ」

    • 57 名前:匿名スタッフさん ID:iOGEzMTV

      「あー!もう練習しようっ!本当にっ!」

      「こんなのダメだよっ!」

      「みんなの思いが強すぎて私どうにかなっちゃいそうだよっ!」

      「ごめんなさい」


      ガチャッ


      「みんなー、頑張ってるー?」

      「あら、まりなさん」

      「どうかされましたか?」

      「彩ちゃんがここでバンド練習してるって聞いたから」

      「聞いたって、まりなさんが受け付けしてくれたじゃん」

      「…」

      「それでみんなが彩ちゃんに感謝の言葉を伝えてたのを見て」

      「私もいてもたってもられなくなって」

      「はぁ、そうですか」

      「彩ちゃん、聞いてくれる?」

      「もうっ…まりなさんまで…」

      「なんでそんな…みんな私のことをそこまで考えてくれるの…?」

      「…」

      「本当にみんな…お人好しなんだから…」

      「…」

      「…じゃあ、読ませてもらうね?」

      「お願いしますっ!」

    • 58 名前:匿名スタッフさん ID:2NmQ3NGM

      大人巻き込むってメンタル強いわ

    • 59 名前:匿名スタッフさん ID:hMTUwZWZ

      原作の忠実再現草

    • 60 名前:匿名スタッフさん ID:xZTU3MmF

      『彩ちゃんへ』


      『今日は彩ちゃんに感謝の気持ちを伝えたいと思ってこの手紙を書いたんだけど』

      『まずは…私と彩ちゃんの思い出から綴ります』


      『私と彩ちゃんが初めて出会ったのは5年前…』

      『まだ彩ちゃんが中学1年生の頃でした』

      『小さくて可愛い彩ちゃんは、その時からアイドルを目指して』

      『スタジオで練習に励んでいました』

      『当時学生でバンドを組んでいた私は……小さい娘が好きということもあり』

      『彩ちゃんに見惚れていると、あどけない笑顔で私に近づいてきて』

      『1つの飴玉をくれたのです』


      「…ロリコンじゃん」

      「ふふっ…」


      『そこから彩ちゃんとの交流が始まりました』

      『一緒に映画を見にいったり、お洋服を買いに行ったりしましたね』


      『まりなさんはスラッとしてるから絶対にボーダーが似合うよっ♡』


      『人懐っこい笑顔で私にボーダーを勧めてきた彩ちゃん…』

      『それをきっかけに私はいつもボーダーを着るようになりました』

      『彩ちゃんのおかげで、今ではボーダーを着続ける女として人に愛されるようになったのです』

      『彩ちゃん、ありあがとう』


      「そんな…私は感謝されること…何もしてないよ…!!」

      「確かにそうね」

      「ふふっ…」

    • 61 名前:匿名スタッフさん ID:xZTU3MmF



      『それをきっかけに、ごくごく自然な流れで』

      『………』

      『……』

      『…2人で一緒に暮らすことになったのです』


      「んふふふっ…」

      「暮ら…ええ…?」

      「ふふっ…」

      「まりなさん…うぅ…」


      『彩ちゃんとの同棲生活は実に刺激的でした…!』

      『嬉しい時は互いに笑いあい…』

      『落ち込んだ時は互いに慰め合い…』

      『幾度も共に夜を越えましたね…』


      「なにを聴かされているのかしら」

      「ふふっ…」


      『そして同棲生活を初めて4年目のこと…』

      『私と彩ちゃんの関係にピリオドを打つ日がやってきました』

      『彩ちゃんが本格的にメジャーデビューし』

      『私の埼玉の家では暮らせないことになったのです』


      「ふふっ…埼玉…」

      「埼玉に住んでいたんですか…ふふっ…」

    • 62 名前:匿名スタッフさん ID:xZTU3MmF



      『彩ちゃんがうちを出ていく前日…』

      『2人でゲームセンターに行ったこと…』

      『近所のココイチでカレーを食べさせ合ったこと…』

      『一緒にお台場で夜景を見たこと…』

      『様々な思い出が蘇り…2人で朝まで泣いたよね…彩ちゃん』


      「まりなさん…私…もうだめだよぉ…」

      「このエピソードだけワンチャン真実あるんじゃない?」

      「んふふっ…」


      『青春時代が終わった私に最高の思い出をくれたのは』

      『彩ちゃん…!あなたなんだよ…!!』

      『本当に…感謝しています」


      「うっ…うぅぅ…」

      「…」

      「…」


      『トップアイドルになった彩ちゃん』

      『私はいつかまた…あなたと一緒に暮らすことを夢見ています』


      『月島まりな』

    • 63 名前:匿名スタッフさん ID:xZTU3MmF

      「うわぁぁ……!!うぅぅ…!!!」

      「凄い話だったわね」

      「そうでしたね…」

      「では今のまりなさんがあるのも…彩ちゃんのおかげということでしょうか…?」

      「…そうだね、このボーダーも着ていないと思うし」

      「こうやってCiRCLEで働くことも無かったんじゃないかな」

      「はぁ…凄い影響を与えているんですねぇ…」


      「はぁー…もうぅ…」

      「全然言ってくれないもんね、彩ちゃん」

      「そうよ、全然知らなかったわよ」

      「一番ビックリしました」

      「ほんとに…みんな…もう…!」

      「私の真実がね…全部明らかにされちゃって…恥ずかしいよ…!!」

      「…」

      「本当にみんな…ずるいよね…」

      「…」

      「もう…本当にこんなドッキリはやめてねっ…!!」

      「誰も得しないから…!!」

      「…」

      「はぁ…」

      「…」


      ~Fin~

    • 64 名前:匿名スタッフさん ID:xZTU3MmF









      アンコール!! アンコール!!

      アンコール!! アンコール!!








      「…いや…私たちは一体何を見させられていたんだ…?」

      「有咲知らないの?」

      「何?」

      「これがパスパレライブ恒例の」

      「ギャグ幕間映像だよ?」

      「………知らねぇ!!」




      終わり

    • 65 名前:匿名スタッフさん ID:xZTU3MmF

      IDが変わってしまいましたが作者です

      少し間が空いてしまいましたが
      無事(?)完結させることができてよかったです
      ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました




      最後に一言だけ…

      彩ちゃん、ごめんなさい

    • 66 名前:匿名スタッフさん ID:4YjYxOWJ

      めっちゃおもしろかったです!