──キグルミからは出てこないような金属音を鳴らし、紗夜に歩いていく。
「何やってんですか紗夜先輩?はっきり言って失望しちゃったんですけど」
「何……と言われましても、見ての通り理想郷を作っているんですよ」
「不審者に制圧される街がですか?」
「我々が制圧してしまえばこちらが基礎となるので問題ありません。事が終われば平和になりますよ。」
「奥沢さん。貴方もどうですか?理想郷が完成すれば好きな人と交わり放題ですよ?」
「何が言いたいんです」
「私たちの仲間にならないかと言っているんです。我々と組んでくれるのならば貴方は弦巻さんや松原さんとも…」
「喧嘩売ってんのか?」
紗夜が言い終わる前に拳を振り下ろす。が、今度はあっさりとよけられてしまった。
「ふふふふっ、あはは」
不敵な笑みを浮かべながらミッシェルの懐に飛び込む。
「交渉決裂ですね。貴方も人形になるしかありませんね。」
「がはっっ!!」
紗夜の拳がミッシェルの胸部に炸裂した。
(うぐ……アーマー越しなのになんて威力だよ!)
「美咲ちゃん、大丈夫!?」
「日菜さん、紗夜先輩はあたしがなんとかするんでそこの二人の相手を頼めますか?」

「………」
「……了解。でもあんまり乱暴しちゃダメだからね?」
「あはは……それはちょっとハードル高いなあ」