『ロリコン』
「……」モグモグ
「燐子、ゆで卵は半熟派なのね」
「はい…その他にも目玉焼きやオムライスも半熟派です」
「あー、わかる。オムライスの半熟って本当に美味しいんだよね。それこそ、いいお店に親を連れて行ってあげられれば、親孝行の半分は終わったようなものって思えるくらい」
「そんなに!?」
「流石にそれは買い被りすぎだと思いますが……まあ、私も固茹で派ですが茹できってない位がちょうどいいですね。7分以上8分未満の」
「へぇ、ちなみに燐子は?」
「熱湯から茹でて…2分半です。長くても4分ですね」

(え……2分半?)

「?」
…………
「なんて事でしょう…まさか南の島に置き去りにされてしまうなんて」
「本当にすみません、うちのこころが確認もせずに船出しちゃって…」
「いいのよ、そもそもクルーズに誘ってくれたのはこころちゃんなんだし。それよりもまずは水と食料を調達しないと」
「明日には迎えが来るみたいなのでそれだけしのげれば…」
「あっ、皆さん……あっちに美味しそうなバナナがありましたよ」
「本当ですか!よかった、これで食料は解決ですね」
……


「…………」
「白金さん……その…これ、まだ食べられませんよ」
「えっ!?そうなんですか!!……こんなに美味しそうなのに…(´・ω・`)」
「いやいや、美味しそうってこれ…完璧青いじゃないですか。まだ成熟していない、人間で例えるならまるで幼い子供の…」


「……っ!?」
「?」
「アハハ……まさか、ね…」
…………
「土用の丑ですし…皆さんで鰻でも食べに行きませんか?」
「提案はいいのだけれど、アイドルが牛丼チェーン店で丼食べてる所を見られるのはちょっと…」
「私も添加物の多そうなチェーン店の鰻丼はすこし抵抗があります」
「いえ……以前から私が通っている”美味しそうな鰻”のお店があるのでそこに……予約が必要ですが…個室なので見られる心配も…無いですよ」
「それはいいね、じゃあこのメンバーで行こっか」
「はい…」
(白金さん、電話の受け答えも出来るようになったのね)
「……では、四名でお願い…します」
……


「……」
「きましたよ、皆さん食べましょう」
「燐子ちゃん……コレ何?」
「何って…鰻丼……ですけど」
「気の所為かしら?……私にはしらす丼にしか見えないのだけれど…」
「まさか……鰻の稚魚!?」

「っ!?」
「ふふっ…………美味しいですよ」
……
一方その頃丸山ァは牛丼チェーン店にて…
「あれ?土用の牛の日なのに、なんで皆鰻食べてるんだろう?」牛丼モグモグ