「友希那ーおはよう!、一緒に学校行こ~」
登校の時間になったので一緒に行こうとインターフォンを鳴らし友希那を誘う。
すると、友希那ではなく友希那のお母さんがドアから出て返事をした。
「あらリサちゃん、もう友希那は行ったわよ」
珍しい、友希那の方が先に行くことなどここ最近はなかった。
何か用事でもあったのだろうか。
「あ、そうなんですか。ありがとうございます」
返事をしてすぐ学校に向かおうとする。
いつも友希那と一緒に登校してたから、少し変な気分だ。
朝からついてないな~と、思っていたら友希那のお母さんに呼び止められる。
「リサちゃん、ちょっと再来週の土曜日に私たち用事があって家を空けないといけないの。だからその間友希那をよろしくお願いしても……いいかしら?」
友希那の家族から友希那のことを頼まれるのことは実はこれが初めてではない。
以前もちょくちょくお願いされることはあったので別段驚きはない。
もちろん二つ返事でOKを出す。
むしろこちらからお願いしたいぐらいだ。
「任せてください!」
「よかった~、リサちゃんが一緒なら安心して家を空けられるわ」
内心ガッツポーズをとる。