「…」
「あたし、怖いの」
「え?」
「“花咲川の異空間”なんて呼ばれて、みんなから距離を置かれる」
「あたしに振り向いてはくれるけど、出てくる言葉は『近寄りにくい』『怖い』」
「あたしは世界中の皆を笑顔にしたい」
「でも、もしこれから皆にあたしの想いが伝わらなくなったら…あたしに誰も振り向いてくれなくなったら…」
「…ごめんなさい、あたしがこんなことで落ち込んでたらだめよね」
「…」
「あのさ、こころ」
「…」
「少なくともハロハピの皆には、その想いは伝わってるんじゃないかな?」
「…」
「いや、ハロハピの皆だけじゃない、ガールズバンドパーティの皆にも」
「多分、こころはいろんな人を笑顔にできてると思うよ」
「でも…」
「こころ」
「前に『誰かが笑顔じゃなかったら、他の誰かが笑顔にすればいい』って言ってたよね」
「ええ」
「こころでダメだったら、今度はあたしたちで笑顔にするから」
「…!」
「あたしだってこころに夢が現実になったところを見たいし、こころの夢はハロハピの夢なんだよ」
「だから、これからはもう少しあたしたちを頼ってほしいな」
「…」
「うぅっ……みさき、みさきぃ………」
「…」
(こころは、ずっと1人で抱え込んでいたんだ)
(挫折なんて知らない、いつも笑顔で周りに笑顔を振り撒いているような子だと思っていたのに)
(あたしが気付けなかっただけなんだ…)
「…」
(今度はあたしたちの番だ)